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スポーツブックメーカの攻略投資手法・アービトラージを中心に解説していきます。正確な情報があれば誰でも、どこでも利益を出す事が可能です
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probability(確率)について
probabilityに関しては、私が勝手にそう理解している、ということを最初にお断りしておきます。probabilityを理解しているのとしていないでは、勝ち負けに大きく影響してきますので頑張って理解して下さい。

probabilityはすごく重要です。ブックメーカーはそれぞれのゲーム結果に対しての見込みを算出します。正確には確率とは言えませんけど、便宜的には、勝つ確率のようなものと考えても良いでしょう。「1」「引き分け」「2」の3通りの結果があるとすると、1は50%、引き分けは30%、2は20%のようにそれぞれの見込みを出します。この例なら、1(ホーム勝ち)の可能性は50%と、このブックメーカーは考えているということです。

サッカーでも野球でも競馬でも、やる前から100%勝つってことはありません。あるのは勝つ可能性はどれくらいなのか?だけです。基本的に、私たちは賭ける方の立場(back)ですから、「1」「引き分け」「2」の3通りあればどれかを選択しなくてはなりません。100%勝つってことが無いことは知りつつも、仕方なしに、これしか無いとか、負けるはずが無いってことで賭けるわけですが、ブックメーカーは引き受ける(layする)立場ですから、そんなことはしてられません。「1」「引き分け」「2」の3通りの結果に対して統計的に見た可能性を計算し、その率に対してオッズをつけています。(そのオッズで引き受けています)

fair-odds(適正オッズ)
勝つ可能性が50%のチームなら、2倍が適正なオッズ(fair-odds)です。ところが実際は還元率があるので、例えば90%の還元率なら、このオッズは1.8倍として提示されています。最初に計算した可能性(50%)が正確だとすれば、長くやればやるだけユーザーは勝てない計算になります。

そこで現実的には賭け金を上げ下げして対応するわけですが、これをやっているとカン次第、運次第ってことになってくるため、長期にわたり安定してプラスにすることは難しくなってきます。賭け金の上げ下げをするな、ってことじゃありませんので誤解しないで下さい。賭け金の上げ下げを最初からアリとして考えるなら、早い話、何でもアリになっちゃいます。外したら次にもっと賭ければ良いや、で、また外したら、さらに賭け金を増やせば良いや、と。でも、マックスベット(賭け金の上限)がどのブックメーカーでもありますので、これじゃ無理。安定してプラスにするためには、オッズとprobabilityの関係を理解することが肝心です。

じゃ、どうしたらプラスになるかと言えば、fair-odds以上のオッズで賭け続けていれば良い、ってことになり、こういう賭け方のことをValue-bet(バリューベット)と言います。ブックメーカーによってオッズのばらつきがあるので出来る技です。

ブックメーカー各社でそれぞれprobabilityを算出していますが、probabilityが何パーセントなのかは提示しません。 提示してくるのは「オッズ」だけです。ですが、このオッズからprobabilityを逆算することが出来ます。

1社だけだと投票バランスによってオッズの変化がありますから、通常は複数のブックメーカーの平均オッズと平均還元率を算出して、それをもとにゲームの「probability」を計算します。各社の利益を除いたそのゲームの純粋な見込みを求める、ということです。ブックメーカーはスポーツブックのプロですから、プロの考えるそのゲームの純粋な確率を知る、って感じでしょうか。プロって言ってもピンかキリまでいますけど、ブックメーカーがどれくらいのもんかと言うと、従業員数千人に給料を払って、株式上場してるくらいのプロです。これは「本物」のプロです。このプロの算出する勝ち見込みを利用しない手は無いでしょう。便利なことにbetbrain等のオッズ比較サイトではこのprobabilityも表示されています。自分で計算するのも面倒ですから、通常はこれらのオッズ比較サイトの数字を利用することになるでしょう。

一応、probabilityの計算方法を記載しておきます。

probabilityの計算式は、(1/オッズ)*還元率 です。

このオッズを例にします。 還元率は87.2%です。
日本勝ち  6.50
ドロー    3.60
イタリア勝ち1.40

日本勝ちの「probability」    = (1/6.50)*87.2% = 13.4% 
ドローの「probability」     = (1/3.60)*87.2% = 24.2% 
イタリア勝ちの「probability」  = (1/1.40)*87.2% = 62.2% 
小数点以下の関係で足しても100%になりませんが、計算式はこれであってます。
元々還元率の87.2%も小数点の切り捨てをしてますので、細かなことは気にしないでください。
大体100%になればOKです。(上では99.8%です)

日本勝ちの見込みは13.4%ここから日本勝ちの正当なオッズ(fair-odds)を計算してみます。
計算式は、1/probability です。
1/0.134 = 7.46倍
これがこのゲームの日本勝ちの適正オッズとなります。理屈から言えば、7.46倍以上のオッズで賭け続けていれば嫌でもプラスになる計算です。

ここで問題になってくるのは、計算したprobabilityが正確なのかどうかってことです。ロングスパンでゲームを見ると、彼らのProbability(見込み)が恐ろしく正確であることが分かります。ある1つのゲームに限ってはprobabilityは役に立ちませんが、長く遊ぶ場合はこれを無視することは出来ません。

probabilityとオッズの関係を、もう少しユーザー側に立って、誤解を承知で書くのなら、勝率とオッズの関係と言っても良いでしょう。

上の方で書いたこの箇所50%の勝率のチームに賭け続けたとしたら、当てたオッズの平均が2倍ないとマイナスになります。ここがスポーツブックでは最も重要です。要するに、当てれば良いってもんじゃないんです。

私は勝率75%なんだ、と言ったとしても、当てたオッズが何倍なのか?ってところが抜けてると、勝率には全く意味がないです。勝率75%だとして、同金額を賭けてるとすれば当てた平均オッズが1.333倍以上ないとプラスになりません。つまり、勝率とオッズはセットものとして考える必要があるわけです。

また、probabilityは胴元になるときに使う場合もあります。自分がブックメーカーと同じようなことをするわけですから、当然と言えば当然です。投票バランスが「probability」通りだったら、ブックメーカーは還元率(控除率)通りの利益を手にすることができる、として使います。

例としているゲームに1000万円の投票があったとします。
日本勝ちに 13.4%の134万円の投票 → 6.50倍 → 約871万円の払い戻し
ドローに   24.2%の242万円の投票 → 3.60倍 → 約871万円の払い戻し
イタリア勝ち 62.2%の622万円の投票 → 1.40倍 → 約871万円の払い戻し

「probability」通りの投票バランスなら、このブックメーカーは、どの結果になろうとも、87%の還元率どおり、約130万円の利益がでる、と、なります。

まあ、この計算も還元率同様、普通に賭ける(backする)ときにはあまり意味がないのですが、B.exchangeで「ブックメーカーもどき」をして遊ぶときには便利なんです。B.exchangeは引き受け(lay)といって胴元になることができます。早い話、誰でもブックメーカーになれるわけです。

上にあるオッズ(還元率87.2%)で、胴元になって遊ぶなら

日本勝ち  6.50倍 Lay $13.4
ドロー   3.60倍 Lay $24.2
イタリア勝ち1.40倍 Lay $62.2
--------------------------
と、3通りの結果すべてをLay出来たとします。$99.8ですが、便宜的に$100と考えてください。

これ、どうなるかというと、このオッズとこの金額ですべてが成立した場合、どんな結果であっても、$100の12.8%が儲かります。(還元率87.2%)お、こりゃいい、と思うでしょうけど、まあいろいろな条件があって、そう簡単ではないことだけは書いておきます。長くなるのでここでの説明は省略します。

B.exchangeでlayを多用して利ざやを稼ぐ場合は、還元率、probabilityはすごく重要です。ブックメーカーと同じことをするわけですから。でも、普通の賭け(backのみ)では還元率だのprobabilityだの、ややこしい計算をする必要はありません。知識として知っておいても損はないですけど、オッズを比較し、自分が登録しているbookmakerのなかで一番高いところに賭ければ済む話です。

余談です、賭ける側としては、probabilityとfair-oddsの関係性を、勝率と当てたオッズの関係性に置き換えて理解した方が有益です。

自分は何パーセントの勝率があり、当てたオッズの平均は何倍なのか?実際はこれに賭け金という要素が入ってきます。つまり、スポーツブックの収支は、「勝率・当てたオッズ・賭け金」の3つの要素で決まる。当たり前じゃん、と言われちゃうかも知れませんが、マイナスの人の場合は、この3つの要素のバランスが崩れてる、要するに、マイナスになるべくしてマイナスになっている、ということでして、当たり前じゃん、と簡単に言っちゃうほど軽い問題でもないんです。この3つの要素のバランスの重要性を身に染みて分かっている人は上手い人です。まずマイナスになることはありません。だって、プラスになるべくしてプラスになっているのですから。

この当たり前のことを当たり前として行うことが安定してプラスにするためには必要です。

具体的に言えば。ゲームの予想をしてあるチームに賭けようと思った場合、その次にすることは、オッズを比較して一番高いオッズを抜き出すこと。そして次に、そのオッズに価値があるのかどうかを考える。バリューかどうかを判断するってことです。勝つ可能性が50%あるのに(そう思うのに)、2.2倍のオッズがついている。だから、賭ける。勝つ可能性が50%なのに(そう思うのに)、1.7倍のオッズしかついていない。だから、賭けない。

勝てると思うから賭ける、じゃダメなんです。(一般的にはこれが多いです。なのでブックメーカーは利益がでるんですけど、、、)これだと予想のすごく上手い人でもチャラかややプラスにしかなりません。予想の次には、オッズに賭ける価値があるのかどうか、これを考えてください。価値が無いオッズなら、どんなに楽勝のゲームであったとしても手を出さないのがコツです。上に書いた「当たり前のこと」を理解していれば、当然のことなんです。何度も言いますが、当てりゃ良いってもんじゃないんです。

価値のあるオッズだけに賭ける、これを続けていれば嫌でもプラスになります。これが、プラスになるべくしてプラスになる賭け方です。

問題は、勝つ可能性が50%あるのに・・・って部分。長期にわたってならブックメーカーのオッズから逆算するprobabilityでも良いんですけど、特定の1ゲームに関してはそうアテになるもんじゃありません。つまり、実践としてはあまり使えない。勝つ可能性が何パーセントあるかは、現実的には、自分で判断するしかありません。この部分が、スポーツブックの「腕」、上手い下手、です。勝率が高いから上手いわけじゃないですし、高オッズを当てたから上手いわけじゃないんです。この両方のバランスを考えて賭けられるかどうか、ここが上手い下手の分かれ目になるでしょう。ここを間違えると、安定してプラスにすることはまず不可能だと思います。もし、オッズを全く考えずに、当てることだけを考えてプラスになっている人がいたとしたら。うーん、中にはそんな人もいるかも知れませんね。ですが、もしその人が年間1万ドルをプラスにしてるとしたら、オッズを考えることで、その5倍くらいには楽になると思います。本来ならもっとプラスになっているのにわざわざ金を捨ててる、って感じですかね。もったいないお化けがでちゃいますよw

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年齢:40
性別:女性
誕生日:1983/08/11
自己紹介:アービトラージのプレイヤーとして働いていた経験を元に独立してスポーツブックメーカーの攻略を自宅でポチポチやってます。
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